室井か青島か

日本を世界を震撼させた地震から丸3日以上が過ぎた。

まだまだ東日本を中心に大混乱の日々である。

今回の地震twitterが大活躍している。被災地の状況や行方不明者の情報、交通情報など多くの情報が飛び交い(中には怪しい情報も多数あったが…)、多くの人の役に立っている。

最近そんなtwitterで、こんなツイートを目にするようになった。


『学生へのメッセージ。いま本気で世の中のためになりたいと思うのなら、ボランティアもいいが、それより、いまから卒業まで生活を変え、毎日「死ぬほど」勉強してほしい。手に職をつけ、心に知恵をつけ、人の役にたつ職業人として自立してほしい。』


『学生が本当にやるべきことは、「今、学生の俺たちにも出来ること」をやることじゃなくて、「一日も早く社会の役に立てるような能力を培うこと」だと思う。』


(完全に引用してるんだが…、問題はないよね??問題があったらごめんなさい。

こういったツイートを見ると、確かになと納得する部分と、う〜んって思う部分となんか混ざり合った感じになる。

ようは、学生全員がそうである必要はないんじゃないかと思うわけだ。

将来がどうこうじゃなくて、目の前のことを力を注ぎたいっていう緊急性を重視する人と、
目の前のことには目をつぶって、将来のために力を注ぎたいって言う人。

この両方がいていいんじゃないかと思う。むしろ社会には両方が必要なんじゃないかと思う。



ってなことを考えていたときに、ふと踊る大捜査線の室井と青島の関係が頭に浮かんだ。

事件現場で全力を出し、昇進なんかには目もくれず、現場から警察を変えていこうとする青島と、
現場では無茶をせず保身を優先し結果を出し権力を手に入れ、その力で警察を変えていこうとする室井。

これ似てるなって。

お互い違う価値観から同じところを目指しているけど、実はお互いを必要としている。



学生もいま自分にできることをやって社会に貢献する人と、未来の社会に貢献するために現状に目をつぶって努力をする人。

これってどちらがいいとか悪いとかじゃなくて価値観だと思う。

ただ問題なのは学生にできることって何?ってことだと思う。

迷惑なだけだよって。

確かに迷惑になっては元も子もない。だから何をするかは慎重にならなければいけないと思う。

でもそういう気持ちで何かに取り組むことが素敵なことじゃないかと思うんだ。



俺はどちらかというと目の前のことに力を注ぎたくなるタイプで、将来のためにいま頑張るっていう意識にはなかなかなりにくい。

だからそうやって将来のために努力できる人を尊敬する。



青島と室井、あなたはどちらのタイプですか?

それとも、両者の間を取り持つ和久さんですか?